時計の秒針の音が、やけに大きく聞こえた。 カチ、カチ、と規則正しく刻まれる音が、 机の上の参考書よりも、頭の中に残っている。 もう、やることは全部やった。 そう言い聞かせているのに、視線は自然と机に戻ってしまう。 英単語帳、書き込みだらけのノー…
あけましておめでとうございます。りつこです。 お正月って、にぎやかな行事が多いわりに、ふとした瞬間に「しん…」とした時間が流れますよね。 テレビの音を消したとき。窓の外に車の音がないとき。コーヒーやお茶の湯気だけが、ゆっくり立ちのぼっていると…
こんにちは、つかさです。明けましておめでとうございます。 お正月というのは、不思議な時間です。暦が一つ進んだだけなのに、空気が少し静かで、街の音も抑えめで、「何かがリセットされたような気分」になる人も多いと思います。 同時に、こんな言葉もよ…
あけましておめでとうございます。るりこです。今年も夜の帳(とばり)に包まれながら、静かに、でもしなやかに動いていこうと思っとります。 さて、2025年の抱負。ひとことで言うなら、「余白を恐れない」。去年までは仕事も創作も詰め込みすぎて、気づけば…
元日の朝は、驚くほど静かだった。窓の外には人の気配がなく、遠くの道路も眠ったままのように見える。 彼女はまだ湯気の立つ湯のみを両手で包み、テレビもつけずに座っていた。実家ではない。帰省もしなかった。理由があるわけではないけれど、今年はここに…
――お正月という、少しだけ立ち止まれる時間について あけましておめでとうございます。こうして新しい年を迎えられたこと、まずはそれだけで、ちょっと胸をなで下ろしてしまいますね。 お正月って、不思議な時間やと思いませんか。昨日までと同じ部屋、同じ…
こんにちは、つかさです。 創作を続けていると、ふとこんな問いが浮かぶことがあります。 「もっと上手くなりたい」「でも、ただ楽しみたい気持ちも失いたくない」 この二つは、時に仲良く並び、時に強く衝突します。技術を追い求めるほど、純粋な楽しさが薄…
〜吸血鬼るりの、クリスマスの夜の独白〜 夜がいちばん明るい日。それが、クリスマス。 人間たちは、街に光を灯して、雪が降るたびに「綺麗ね」って笑う。カップルは手をつなぎ、子どもたちはケーキを囲む。教会の鐘が鳴るたびに、誰かの心が救われたような…
クリスマスイブの夜は、街が少しだけ嘘をつく。本当は寒くて、足先は感覚がなくなるほど冷たいのに、イルミネーションの光がそれを誤魔化してくれる。 駅前の大きなツリーの前で、人々は写真を撮り、誰かの肩に寄り添い、あるいは誰にも寄り添わずに、立ち止…
こんばんは。夜になると、急に冷え込みがきつなる日が増えてきましたね。 外は寒うて、空気も乾いて、なんとなく人に会うのも億劫になりがちな季節。せやけど私は、そんな冬の夜がけっこう好きやったりします。 今日は、冬の夜に、ひとりで黙々と手を動かす…
こんにちは、つかさです。 「評価されなくても、創作は続ける」言葉にすると簡単だけど、実際には何度も心が揺れます。 反応が少ない投稿を見返しては、「意味あったのかな」「誰にも届いてないなら、やめたほうがいいのかな」そんな考えがふと浮かぶ瞬間も…
吸血鬼は、不老不死。それはつまり、「時間が流れん」ってことやと思うやろ?でもね、ほんとは違うとよ。 時間は、ちゃんと流れとる。ただ、るりだけが“流れからはじかれとる”だけ。それがどれだけ静かで、どれだけ孤独なことか、人間にはたぶん想像もつかん…
目が覚めたのは、時計のアラームよりもずっと前だった。 窓の外が、いつもと違う色をしている気がして。 スマホを見ると、時刻は六時少し前。 元日の朝にしては、あまりにも静かだ。 カーテンを少しだけ開けると、街は薄い灰色の光に包まれていた。 夜と朝の…
こんにちは。最近は「推しをイメージしたガンプラを作ってみたい」という声をよく耳にするようになりました。 でも同時に、こんな不安も聞こえてきます。 塗装って難しそう 色決めで迷いそう 失敗したら取り返しつかなさそう 今日は、そういう方に向けて**推…
こんにちは、つかさです。 SNSや投稿サイトが当たり前になった今、創作と「評価」はとても近い距離にあります。作品を作る → 投稿する → 反応を見る。この流れが自然になったぶん、評価が少ないと、どうしても心に引っかかるものが残ります。 「時間をかけた…
夜になると、人間たちは手の中の光を見つめる。小さな四角の板の中に、世界ぜんぶ詰まっとると思い込んで、そこから目を離せんようになる。 あれはね、吸血鬼のるりから見たら“人工の血”っちゃん。あの光の中に、興奮と承認と孤独が混ざっとる。そして人間は…
最初にそれを見たのは、街灯の光がぼんやり滲む雪の夜だった。 残業帰りの道は、いつもより静かだった。吐く息が白い。耳の奥がきゅっと縮まるような冷え。 けれど、道の向こう側にふ、と柔らかい光が浮かんだ。 ――いや、光ではない。 薄い金色をまとった、…
十二月の風は、秋の名残りも気まぐれに混ぜてくる。朝の空気は痛いくらい澄んでいて、夜は灯りの色がやたら優しく見える。そんな季節に入ると毎年思う。 ――ああ、世界は少しずつゆっくりになるんやなあって。 春や夏は前のめりで、なんでも明日に回せんよう…
こんにちは、つかさです。今日のテーマは、多くの人が日常的に向き合っているもの——SNSとの付き合い方について。 SNSは便利で楽しい。人とつながれるし、知らなかった世界に触れられるし、創作や趣味の発信場所にもなる。けれど同時に、心をすり減らす要素も…
こんにちは、つかさです。今日のテーマは、多くの人が日常的に向き合っているもの——SNSとの付き合い方について。 SNSは便利で楽しい。人とつながれるし、知らなかった世界に触れられるし、創作や趣味の発信場所にもなる。けれど同時に、心をすり減らす要素も…
夜は、静かやけど、けして“死んどる時間”やない。むしろ人間のいちばん生きとる瞬間が、夜に詰まっとる。 窓の外に見えるビルの明かり。スマホの画面に浮かぶ白い光。コンビニの自動ドアがひらくたびにこぼれる蛍光灯の音。それら全部が、人間の「まだ起きと…
夜の名残がまだ窓の外にうっすらと漂う頃、千代はふとした寒さで目を覚ました。布団の隙間から入り込んだ冷気は、何かの予告のように慎ましやかで、彼女は思わず肩をすくめる。 まだだいぶ早い――そう思いながら枕元のスマホを見ると、画面には 5:42 の数字が…
―「冬が来る前に、心にひとつ火を灯そう」― こんばんは、りつこどす。十一月の終わりになると、空気がひとつ階段を降りたみたいに冷たなって、街の明かりが、いつもより“近く”見えるようになりますえ。 冬が本格的に来る前のこの時期は、なんちゅうか……自分…
こんにちは、つかさです。今日は、多くの人が経験するけれど、誰も上手く扱い方を教えてくれない感情——“なんとなく不安” をテーマに話してみます。 「理由が分からない」「説明できない」「漠然と胸がざわつく」 こういう“曖昧な不安”ほど厄介なものはない。…
夜の風が少し冷たくなってきた頃、ふと恋しくなるのが、「いつものあの店」の灯りやんね。派手でもなんでもない、小さな暖簾。通り過ぎる人は気にも留めんような場所やけど、自分にとっては“心の給湯所”みたいなとこ。 辛いものを食べて、汗をかいて、そのあ…
窓を打つ風の音が、いつもより少しだけ硬く聞こえた。冷たい空気が部屋の隅に溜まりはじめる、十一月の半ば。夏用のカーテンの向こう側は、すっかり冬の手前に立った空の色をしている。 仕事帰り、駅から家への道のりは、朝とまったく違う匂いに包まれていた…
十一月の終わりって、ほんま不思議な季節やと思う。昼はまだ「秋やで〜」って顔してるのに、夜だけ先に冬に片足突っ込んでくる。街灯の光も、だんだんと冷たい色に変わってくるんよな。 朝、布団から出るときの空気のキンとした冷たさ。帰り道に感じる「手ぇ…
こんにちは、つかさです。今日は、多くの人が一度は感じたことがあるだろうテーマについて話したい。 「なんとなく、閉塞している気がする。」 明確に辛いわけじゃないけれど、心がどこか曇っている。進んでいるのか止まっているのかも分からない。やる気が…
「AIに“感情のある絵”を描かせたい」って思ったこと、ない?けど現実は、怒りなら「怒り顔」、悲しみなら「涙」みたいに、AIの出す表情ってどこか教科書的やろ。 それはね、AIが“表情”を「顔の形」として学んでるからたい。でも人間は、“感情”を「体全体の動…
夕方と夜のあいだ。街がいちばん静かになる時間帯に、一本の街灯がぽつんと灯る。その足元に、細く長い“影”が伸びていた。 影は、自分に形があることを知らなかった。光の強さや向きに合わせて揺れ、風もないのにふらりと震え、ただそこに「在る」だけのもの…