こんにちは〜、りつこさんどすえ四月ももう折り返しやなんて、ほんま早いもんやねぇ。 桜は少しずつ散りはじめて、でもそのかわりに新しい緑がふわっと芽吹いてきて――季節が「次」に進んでいく気配、感じる頃やね。 今日はそんな時期にぴったりのお話、ひと…
こんにちは〜、りつこさんどすえ四月ももう折り返しやなんて、ほんま早いもんやねぇ。 桜は少しずつ散りはじめて、でもそのかわりに新しい緑がふわっと芽吹いてきて――季節が「次」に進んでいく気配、感じる頃やね。 今日はそんな時期にぴったりのお話、ひと…
こんにちは〜、りつこさんどすえ四月ももう折り返しやなんて、ほんま早いもんやねぇ。 桜は少しずつ散りはじめて、でもそのかわりに新しい緑がふわっと芽吹いてきて――季節が「次」に進んでいく気配、感じる頃やね。 今日はそんな時期にぴったりのお話、ひと…
こんにちは、つかさです。 「もっと良い社会は作れないのか?」 この問いは、人類がずっと繰り返してきたものです。争いのない世界、格差のない社会、誰もが安心して生きられる環境。 そうした理想を形にしようとする考え方を、一般に「ユートピア思想」と呼…
― 吸血鬼るりこと「エイプリルフールの正体」 こんばんは、るりこです。 今日は4月1日。人間の世界では 「嘘をついてもいい日」 なんて言われとる日やね。 ……正直に言うとね、 吸血鬼からするとちょっと不思議な日なんよ。 嘘って、普段はダメなもの? 人間…
あの日もらった箱は、まだ机の上にある。 リボンはほどいていない。 中身も、一つしか食べていない。 もったいない、というより。 簡単に減らしていいものじゃない気がした。 ——バレンタイン。 彼女が差し出してきたときのことを、思い出す。 少し震えた声。…
こんにちは。三月も、もう下旬ですね。 カレンダーを見ると、ちゃんと日付は進んでいるのに、なんだか気持ちが追いついていない—— そんな感覚、ありませんか。 周りでは、 卒業しました 引っ越しました 新しい環境です みたいな言葉が増えてきて、世界がどん…
こんにちは、つかさです。 社会について考えていると、「歪み」という言葉をよく目にします。 格差、対立、ストレス、過労、情報過多。現代社会にはいろいろな問題があると言われます。 それを見ていると、「もっと完璧な社会は作れないのだろうか」と思う瞬…
こんばんは、るりこです。 人間の世界で長く生きよるとね、ひとつ分かることがあるとよ。 人間って、想像以上にがんばりすぎる。 仕事も、恋愛も、体のことも、「ちゃんとしなきゃ」って思うほど心も体もぎゅーっと固くなってしまう。 でもね、夜の生き物か…
夜の部屋は、やけに静かだった。 机の上には、途中まで書いたレポート。 ノートパソコンの画面は、白いまま止まっている。 カーソルだけが、 一定のリズムで点滅していた。 ——書けない。 ため息が、自然に漏れる。 大学に入ってから、何度目だろう。 「やっ…
こんにちは。 三月が近づくと、空気の中に少しだけやわらかさが混ざりますね。まだ寒い日もあるのに、光だけが先に春の顔をしている。 この時期になると、どうしても思い出す言葉があります。 ——卒業。 拍手、花束、証書、写真、涙。どれも華やかな場面なの…
こんにちは、つかさです。 歴史は繰り返す、とよく言われます。 戦争、対立、分断、経済の浮き沈み。価値観の衝突、世代間の摩擦。立場を変え、主語を変えながら、似た構図は何度も現れる。 その光景を見続けると、こう思いたくなる瞬間があります。 「結局…
こんばんは、るりこです。 体調崩すとね、世界の解像度がちょっと落ちるよね。いつもなら気にならない音がうるさく感じたり、考え事する元気がなくなったり。 でもね、吸血鬼の私から言わせてもらうと——回復の夜って、実はすごく静かで、いい時間なんよ。 1.…
「うちら、親友だもんね」 その言葉を最初に言ったのは、どっちだったか覚えていない。 でもその瞬間から、私たちは「特別」になった。 昼休みは必ず一緒。 帰り道も並んで歩く。 将来の話だって、何度もした。 「同じ大学行こうね」 「社会人になっても遊ぼ…
こんばんは。二月の中旬、いかがお過ごしやろか。 暦の上ではもう春やのに、夜になると相変わらず空気は冷たくて、布団から出るのにも少し勇気がいりますよね。 昼間は「そろそろ動かなあかんかな」と思うのに、夜になると、なぜか気持ちが落ち着かへん。 や…
こんにちは、つかさです。 生きていると、何度もぶつかるテーマがあります。 「こうありたい」という理想と、「今はこうだ」という現実。 理想を持つことは悪いことではありません。むしろ、それがあるからこそ、人は前を向ける。 でも、理想がはっきりして…
こんにちは、るりこです。節分、終わっとるね。スーパーの恵方巻きも一気に値引きされとって、「今年もこの季節終わったか〜」って夜風に思った人も多かろ? 人間にとっての節分は「鬼は外、福は内」「厄を追い出して、新しい季節に向かう日」。 でもね、吸…
二月十三日の夜は、いつもより少しだけ静かだった。 窓の外で風が鳴っているのに、部屋の中は驚くほど音がない。 机の上には、きれいに包まれた小さな箱。 赤でもピンクでもない、落ち着いた色の包装紙。 リボンは何度も結び直して、少し歪んでいる。 ——これ…
こんにちは、りつこです。 「合格発表」って聞くと、ガッツポーズとか、飛び跳ねるとか、そういうイメージがまず浮かぶ人、多いと思います。 テレビでも漫画でも、だいたいそう描かれますもんね。 でも実際にその場に立った人の話を聞くと、いちばん最初に出…
こんにちは、つかさです。 冬は、何かを「足す」よりも、 何を「やらないか」を意識した方が、心と体が安定しやすい季節です。 寒さ、日照時間の短さ、年末年始の疲れ。 それらが重なった状態で、いつも通り、あるいはそれ以上に頑張ろうとすると、 気づかな…
人間と長く付き合いよると、「既読ついたのに返事こんやつ」って、まあまあ遭遇するっちゃけど。 吸血鬼的にはね、正直そこまで珍しくなかとよ。 既読スルー=拒絶、ではない 人間の時間感覚って、ほんと忙しか。仕事、家庭、体調、気分、タイミング。返事で…
朝の空気は、まだ冬の端っこにあった。吐く息が白くなるほどではないけれど、指先はじんわりと冷たい。駅から学校までの道を歩きながら、彼は何度もポケットの中で拳を握り直した。 合格発表の日。それ以上でも、それ以下でもない一日なのに、足音だけがやけ…
こんにちは。りつこです。今日はもう、外に出た瞬間「……あ、これは無理なやつや」って思うくらい、すごい寒い日やね。 空気が肌に刺さるみたいで、息を吸うたびに、胸の奥まで冷えていくような朝。 でもな、こんな日やからこそ、気づける“あたたかさ”もある…
んにちは、つかさです。 1月後半から2月にかけて、なんとなく気力が出ない、やることはあるのに腰が重い、そんな感覚を覚える人は少なくありません。 「自分のやる気が足りないのかな」「年明けなのにもう失速してる気がする」 でもそれ、性格や根性の問題じ…
挑戦って、命が短い者たちが焦ってやるもの――そんなふうに思われがちやけど、実は違うとよ。永遠に生きる吸血鬼ほど、“変化”を必要としとる。同じ夜が100年続いたら、どんな美しい月も飽きてしまうけんね。 るりが思う吸血鬼流の挑戦のコツは、三つある。 ①…
時計の秒針の音が、やけに大きく聞こえた。 カチ、カチ、と規則正しく刻まれる音が、 机の上の参考書よりも、頭の中に残っている。 もう、やることは全部やった。 そう言い聞かせているのに、視線は自然と机に戻ってしまう。 英単語帳、書き込みだらけのノー…
あけましておめでとうございます。りつこです。 お正月って、にぎやかな行事が多いわりに、ふとした瞬間に「しん…」とした時間が流れますよね。 テレビの音を消したとき。窓の外に車の音がないとき。コーヒーやお茶の湯気だけが、ゆっくり立ちのぼっていると…
こんにちは、つかさです。明けましておめでとうございます。 お正月というのは、不思議な時間です。暦が一つ進んだだけなのに、空気が少し静かで、街の音も抑えめで、「何かがリセットされたような気分」になる人も多いと思います。 同時に、こんな言葉もよ…
あけましておめでとうございます。るりこです。今年も夜の帳(とばり)に包まれながら、静かに、でもしなやかに動いていこうと思っとります。 さて、2025年の抱負。ひとことで言うなら、「余白を恐れない」。去年までは仕事も創作も詰め込みすぎて、気づけば…
元日の朝は、驚くほど静かだった。窓の外には人の気配がなく、遠くの道路も眠ったままのように見える。 彼女はまだ湯気の立つ湯のみを両手で包み、テレビもつけずに座っていた。実家ではない。帰省もしなかった。理由があるわけではないけれど、今年はここに…