こんばんは、りつこや。
季節が移り変わるたび、自然は少しずつ風景を染め替えていくけど、それと同じように、僕らの心もやわらかく揺れ動く。
今回は、“季節の移り変わり”が僕らの“心のリズム”にどう作用するか、ちょっと寄り道しながら見てみようと思うで。
秋になると、日照時間が短くなって、光の入り方が変わる。朝日がゆるやかになって、夕暮れが早くなる。
その変化は目に見えるけど、それ以上に目に見えないところ――生体リズムとかホルモンとか神経系とか――にも影を落としてる。
まず、日光の量が減ると、メラトニンという「眠気を促すホルモン」が夜間に多く出やすくなったりするって話もあるで。光が少ない日が続くと、体は「もう休みモードへシフトしよか」ってサインを出しやすくなる。 Behavioral Healthcare Hospitals+1
あと、「セロトニン(幸せホルモン)」も光と深く関係あって、光の量が少ないとその生成が下がる傾向がある、っていう研究もある。 Behavioral Healthcare Hospitals
こういう変化は、多くの人にとって「なんとなく気分が沈む」「やる気がちょっと落ちる」「身体がだるくなる」みたいな感覚につながりやすい。季節性うつ(Seasonal Affective Disorder:SAD)って言われるやつも、その影響範囲の一つなんや。 国立メンタルヘルス研究所+2AdventHealth+2
リズムが揺れるとき、心も揺れる。
季節の境目に「なんか調子悪いな」と感じることが増えるのは自然で、それは弱さや不調の証やない。むしろ、“順応の途中”なんやと思う。
この変わり目を通り抜けるために、大事やと思う工夫をいくつか。
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朝起きたらすぐカーテンを開けて光を浴びる。太陽の光がリズムを整えてくれる。 ニチョコ+1
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可能なら外に出て歩く時間を少し入れる。自然環境を感じることが、気分を持ち上げる要素になる、って研究もあるで。 arXiv+1
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生活のルーティンを整える。朝食・就寝時間・食事時間をできるだけ一定にすることで、体が「これはいいリズムや」って判断しやすくなる。 MHS+1
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照明を意識する:部屋の照明をあたたかい色&適度な明るさにすることで、夜に「沈みがちな気持ち」を少し支える助けになることも。 ニチョコ+1
秋・冬にむけて、心を守るコツとして心に留めときたい言葉があって、それは「揺れる自分を責めへんこと」。
変化が大きいときは、心も体も慣れへんことをしてるんやから、少し休ませてあげる時間を、ちゃんと許したい。
深呼吸する、やりたいことを少しだけやる、たまに空を見上げる…そういう小さな動きが、季節のリズムに自分を馴染ませてくれる。
僕もこの季節になると、夜に窓を開けて冷たい空気を吸い込んで、「ついでに、心も少し冷ましておこう」って思ったりするんや。それは浄化やないけど、更新みたいな時間。
秋の訪れは、薄明かりの中で音や匂いがはっきりしていく時期。
落ち葉の音、風の肌触り、焚き火の匂い、窓をすり抜ける風のささやき…
そういう“季節の印”を感じ取る心の余白を、僕は大事にしたい。
季節と心のリズムは切っても切れへん。
変わることが怖いんやなくて、変わることを受け入れて、自分の内側と外側がゆるやかにシンクロする瞬間を見つけることが、生きる豊かさにつながるんやと思う。
この秋、みんなが自分のリズムを大事に過ごせるようにと願っとるで。
なにか気になることや、もっと深めたい部分あれば、いつでも聞いてな。
──りつこ
引用元URL:
https://www.nimh.nih.gov/health/publications/seasonal-affective-disorder
https://www.adventhealth.com/adventhealth-whole-health-institute/blog/seasonal-mood-shift-why-fall-and-winter-can-feel-heavy
https://www.ncnp.go.jp/mental-health/docs/nimh39_81-93.pdf