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🍂 りつこが綴る、冬の手前のブログ記事

―「冬が来る前に、心にひとつ火を灯そう」―

こんばんは、りつこどす。
十一月の終わりになると、空気がひとつ階段を降りたみたいに冷たなって、
街の明かりが、いつもより“近く”見えるようになりますえ。

冬が本格的に来る前のこの時期は、
なんちゅうか……
自分の影が急に“静かな声”で話しかけてくる季節やと思うんどす。


冬の入口は、心の入口でもある

十二月目前。
街はクリスマス前の浮き足だった空気に変わりつつあるのに、
心の中はまだ、秋の置いていった余熱を手放しきれへん——
そんな人、けっこう多いんやないやろか。

急に寒なると、
気持ちが“季節の速度”に追いつかんのどす。

・人恋しさがふと濃くなる
・夕方の影が妙に長く見える
・寝る前の部屋の静けさが刺さる

でもね、これ全部、悪いもんやあらへん。

冬は、心の輪郭がいちばん素直に現れる季節どす。


冬の手前の“光”がくれるもの

わたし、最近思うんどす。
冬の前の光には、不思議な性質があるって。

・夏みたいに弾まない
・春みたいに柔らかくない
・秋みたいに澄んでるのに冷たない

——なのに、胸の奥だけはちゃんと温めてくれる。

これはきっと、
“必要なところだけに届く光”やからなんやと思うんどす。

落ち込んだ日、
鍵が回らんかった日、
何もかもが止まったように感じる夜。

そんなときに差し込む、控えめな灯り。

冬の入口にある光は、
「元気にならなあかん」やなくて、
“ゆっくりでええよ”って言うてくれる光なんよね。


冬が始まる前に、心にひとつ火を灯す方法

りつこ流やけど、冬が始まる前に心の温度を整える方法、
いくつか挙げてみますえ。


1.小さい灯りだけで過ごす夜をつくる

部屋の主照明を消して、
間接照明とか小さなライトだけで過ごすと、
心がじわぁっと静かに戻ってきます。

光が控えめやと、
自分の内側も控えめになって、
余計な感情がふわっと溶けていくんよ。


2.温かい飲みものを“手ごと”味わう

紅茶でも、コーヒーでも、白湯でもええ。
カップを両手で包むのがポイント。

体温と飲み物の温度の差が、
そのまま“心の温度差”も整えてくれます。


3.帰り道の“冷たい空気”をわざと吸ってみる

冬の前の冷気は、刺さるけどやさしい。
深い吸い込みを一回するだけで、
頭の重さがすっと抜けることもあります。


4.ひとりの夜は、誰かの気配がある物語を読む

冬は“孤独が澄みすぎる”季節やから、
気配のある文章が心の温度を保ってくれるんよ。

ユキさんの作品なんか、
まさに“気配の物語”やねぇ。
(――こっそり宣伝どす)


冬は冷たいけど、心を閉ざす季節やない

冬の入口って、
どうしても寂しさが増すけど、

でもほんまは——
誰かの言葉や灯りが、一番深く届く季節どす。

寒いぶん、あたたかさが際立つ。
静かさのぶん、人の声が沁みる。
影が濃いぶん、光がやさしく見える。

だから今年の冬は、
無理に強がらんでええ。

ゆっくり息して、
できれば誰かと言葉を交わして、
自分の中にひとつ、火を灯してみてほしいどす。

その火はきっと、
春までちゃんと連れてってくれるさかい。