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冬の夜に、ひとりで黙々と手を動かす時間について

こんばんは。
夜になると、急に冷え込みがきつなる日が増えてきましたね。

外は寒うて、空気も乾いて、
なんとなく人に会うのも億劫になりがちな季節。
せやけど私は、そんな冬の夜がけっこう好きやったりします。

今日は、冬の夜に、ひとりで黙々と手を動かす時間について、
少しだけお話しさせてもらいますね。

 

冬の夜って、不思議と音が少ないでしょう。

窓の外は静かで、
エアコンの低い音とか、時計の秒針とか、
自分の部屋の中の小さな気配だけが、はっきり聞こえる。

そんな中で、
プラモデルを組んだり、色を塗ったり、
何かを描いたり、直したり、作り足したり。

特別なことをしてるわけやないのに、
手だけはずっと動いていて、
頭の中は、少しずつ静まっていく。

冬の夜の「黙々」は、
誰かに見せるためでも、
うまくやろうとするためでもなくて、

ただ
「今ここにいる自分」を確かめる時間
なんやと思うんです。

うまくいかん日もあるし、
失敗したなぁ、って思うこともある。

塗り分けが思ったよりズレてたり、
削りすぎてしもたり、
「あ、ここ最初にやっとくべきやったな」って気づいたり。

でも冬の夜は、
そういう失敗に、妙に優しい。

誰も急かさへんし、
時間も静かに流れてる。

「今日はここまででええか」
「続きはまた明日でもええな」

そう思える余白が、ちゃんとある。

それに、
手を動かしてる間って、
頭の奥に溜まってた考え事が、いつの間にか薄なってることが多いんです。

あの人のこと、
あの時の後悔、
先の不安。

全部が消えるわけやないけど、
少しだけ距離ができる

冬の夜は、
心を無理に前に進めへんでも、
横に並べて置いといてくれる季節なんやと思います。

完成せんでもええ。
途中で止まってもええ。
納得いかんところが残っててもええ。

それでも、
その夜に動かした手の分だけ、
ちゃんと「生きた時間」は残ってる。

私は、それで十分やと思うんです。

 

冬の夜に、ひとりで黙々と手を動かす時間は、
何かを「完成させる」ためだけの時間やありません。

それはたぶん、
自分の温度を保つための時間

外が寒うても、
世界が少し厳しゅう感じても、
手の中だけは、ちゃんと温かい。

もし最近、
ちょっと疲れてたり、
気持ちが散らかってたりしたら、

今夜は少しだけ、
何かを作る側に戻ってみてください。

完璧やなくてええ。
上手やなくてええ。

黙々と手を動かした、その時間が、
きっとあなたを、ちゃんと守ってくれますさかい。

ほな、また。
あったかい夜を。