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🌅 正月の静けさと、作りかけのプラモデル

あけましておめでとうございます。
りつこです。

お正月って、にぎやかな行事が多いわりに、
ふとした瞬間に「しん…」とした時間が流れますよね。

テレビの音を消したとき。
窓の外に車の音がないとき。
コーヒーやお茶の湯気だけが、ゆっくり立ちのぼっているとき。

今日はそんな「正月の静けさ」と、
机の上に置かれた“作りかけのプラモデル”の話を、少しだけ。


年が変わると、なぜか
「何か新しいことを始めなあかん」
「ちゃんと区切りをつけなあかん」
って思ってしまいますよね。

でも、お正月の朝って実は、
いちばん“途中のまま”が許される時間でもあると思うんです。

昨日の続きの部屋。
飲みかけのお茶。
読みかけの本。
そして、組みかけのプラモデル。

いつもなら
「早く完成させなきゃ」
「ちゃんと片付けなきゃ」
って焦るものが、

元日だけは、
机の上に広がったランナーやパーツがあっても、
どこか「これでええか」と思える。

それはたぶん、
世界そのものがまだ“完成していない”からやと思うんです。

カレンダーは一月一日。
でも、気持ちはまだ去年の続きのまま。
新しい年に足を入れたけど、
体と心はまだ境目に立っている。

そんなときに見る、作りかけのプラモデルって、
不思議と今の自分と重なります。

まだ腕がついていない。
まだ色も塗られていない。
でも、ちゃんと形になろうとしている。

完成していないからこそ、
「ここからどうなるか」が残っている。

お正月って、実はそれで十分なんやと思うんです。

派手な抱負も、
完璧なスタートダッシュもなくてええ。

ただ、
まだつながっていないパーツを前にして、
「また続きをやろう」って思えること。

それだけで、もう今年は始まっています。


正月の静けさは、
「何も起きていない時間」じゃなくて、
「これから何にでもなれる時間」なんですよね。

作りかけのプラモデルも、
書きかけのメモも、
まだ言葉にしていない気持ちも。

どれも、今年の中で続きを持っています。

焦らんでええ。
比べんでええ。
ゆっくり、自分の手で続きを作ればええんです。

今年も、
そんな“途中のままの時間”を大切にしながら、
一緒にものづくりしていきましょ。

本年も、どうぞよろしくお願いします。

――りつこ